年別:2024年

 

 
証拠金は54000

 
プットIV

 
コールIV

オプションロングのリスク
 IV下落およびセータ
オプションショートのリスク
 IV上昇及びガンマ

 

IVは要するにベガであり、ロングとショートはいずれにしろ表裏の関係となるが、ポジション構築時と一定期間が経過後、及び原資産が動いた場合に変化している可能性が高い
というより、むしろ変化するであろうことを想定してポジを構築するほうがいいのではないか?
オプショントレードではこのギリシャ指標のリスクを調整して利益をあげていく手法も王道の一つである
逆に言えば構築時にリスクがゼロだったとしてもその事自体にはあまり意味がないとも言える
仮にセータがマイナスでそのままの価格を推移したらセータ分で大きく含み損を抱えるようなポジであっても、IVが動いたり、勿論原資産が動いてデルタ分でそのマイナスを補ってくれるかもしれない

 

12/18

 

https://www.imes.boj.or.jp/jp/conference/finance/2023_slides/slide3.pdf

 

VIXは、バリアンス・スワップの理論式をオプションの取引価格で近似して算出したもの
 理論的には連続的なストライクのオプション・ポートフォリオの価格として算出
⇒取引所取引のある離散的なストライクのオプションによって、ペイオフを離散近似
 30日先の予想変動に基準化するよう、第1限月・第2限月のオプションによる算出値を線形補間
 平方根を取りボラティリティ(標準偏差)に変換
 

 

VIXはSPXオプションから派生しており、SPXオプションとVIXオプションの価格を単一モデル
で無裁定条件が満たされるよう表現できることが、デリバ実務上重要

 

 
資産価格自体の挙動ではなく、資産価格のボラティリティの挙動

 

-短時間での変動が激しい:ある時点 での値はブラウン運動同様、正規分布に従うが、早い
時点( ∶小さい、短時間の変化)の標準偏差が、ブラウン運動のケース対比、非常に大きい

 

 時間幅 で計った実現ボラ(対数値)の変動の期待値が、非整数ブラウン運動と整合的
୼ ଴ ௤

௤×ு
・様々な資産、様々な q (モーメントの次数)と時間幅 Δ でこの式を検証
(株価指数、債券先物など、:0.5~3、 ∆ :1日~2カ月程度)
⇒ H=0.01-0.1 程度で上記関係が成立 ⇒ < ଵ⁄ଶ であるため、ラフである可能性を示唆

 

「実現ボラは、未来のリターンより過去のリターンを反映
する」というものがあり、Zumbach効果と呼ばれる(付録8)。Zumbach効果も、ラフ・ボラ・モデルに
より表現可能

SQ-1週+→抜き 0.8~2.6⇒

合計 75%
平均 1.4%
偏差 5.5%

SQ-1週+→抜き 0.8~2.6⇒

0.03 10 12
0.06 6 11
0.09 2 7
2 3
53 20 33

1週目プラスで1%プラス以下もしくは3%以上の場合に買い始めた場合のトータルリターンは約75%
とは言え、コールロングだけで考えた場合はいくらマイナスになろうが関係ないのでどれくらい上昇するかである
総回数53
上昇回数33回
3%上昇した場合は21回
9%以上の3回も6~9%にカウントするとトータル120%プラスとなる
仮に1週目終わって1%プラス以下もしくは3%以上の場合に3%アウトのコールを買った場合
トライ53回中インが21回と約4割程度でこのときのリターンは1回当たり約3%程度になる
日経平均が4万円程度とし、コール価格300円程度だと仮定すると約16000円のコストで
リターンは24000円ほどになる計算
この場合リターンの上限値がこれくらいだとすると要するに480円以下にならなければいけない
残存日数23日でアウト1200円だと480円でIV25程度 これが損益分岐点となる
もっともIVが高いときに高いリターンがくる可能性もある
IVが安いからと言ってインしなければ意味はなし
従って確率論で語ってもあまり意味はない
これがオプショントレードのドグマである

仮に価格が600円だとしても当該権利行使価格よりも1200円インすればとりあえず利益はだせる

また、このとき大外のコールを売ってデビットにしてコストを下げるということも考えられるが、そうすると今度は大きなリターンを逃して結果トータルリターンが下がり平均リターンも下がるのでこの点は注意しなければならない

 

SQ-1週+

合計 82%

平均 0.9%

偏差 5.2%

 

SQ-1週+
0.03 18 17
0.06 12 21
0.09 4 10
3 3
88 37 51

 

SQ-1週-

合計 -6.9%

平均 -0.09%

偏差 5.5%

 

SQ-1週-
0.03 18 21
0.06 11 11
0.09 5 7
3 2
78 37 41

 

 

相場が上がる或いは下がるとはどういうことか

結論から言えば相場が上昇した、或いは下落したという場合は上げ続ける、或いは上がる回数が下がる回数より多い、下がる時は下がり続ける、或いは下がる回数が上がる回数より多いからである
ランダムウォーク理論から言えば上がったり下がったりを繰り返すことになろうが、ずっとそれが続いた場合株価はほとんど動かない、ということになってしまう
実際は上げるときの上げ幅や下げる時の値幅も違う
チャートをみたら上げ下げを繰り返していても上げている、或いは下げている場合も多々ある
そのように考えたら上げた時に買い始め、下げた時に売り始めるというようなトレンドフォロー型トレードも一定の理があることがわかる
そのように考えると、いつから上げ始めるかと言うのを予想しなくてもよくなるが、逆にいつその上昇が終わるかというのを予想できなければならない
この理屈から言えばオプショントレードでむやみに新甫で建てるのではなく、上がった時に上昇側に賭け、下がった時に下落側に賭けたほうがいいのではないか?
と思ったのが今回のトレード戦略であるが、

1週目マイナスで終わった場合そこからの下落リターンはほとんど伸びていないことが分かる

 

例えば1週目マイナスのときに最終的に下落月で終わった場合のリターンは

合計 -134%

平均 -2.7%

偏差 4.5%

 

マイナス月SQ-1週-
0.03 18 10
0.06 11 3
0.09 5 0
3 0
50 37 13

 

一見-134%と多く見えるが総回数だと78回になるので3%アウトのプットを300円程度で買ってもトントンである

1週目-1%以下を除外すると

25回 合計-9.8%が外れるので

トライ回数は約50回でマイナスリターンがとれるのは約100%程度となる

1回あたり約2%の800円ほどのリターンしか取れず、プット価格が300円を超えてくると収支トントンと旨味がない2000円ほど離れた外のプットを売って利益をねん出するしかないが、そうすると暴落したときの利益を捨てることになるのでその点をどう考えるか

 

 

 

 

ちなみに

 

合計 220%

平均 2.5%

偏差 1.9%

 

1週目+
0.01888 0 33 0.000 0.375
0.03776 0 40 0.000 0.455
0.05664 0 9 0.000 0.102
0 6 0.000 0.068
88 0 88 0.00 1.00

 

合計 -184%

平均 -2.3%

偏差 2.1%

 

1週目-
0.02171 48 0 0.600 0.000
0.04343 20 0 0.250 0.000
0.06514 8 0 0.100 0.000
4 0 0.050 0.000
80 80 0 1.00 0.00