- 投稿 2024/08/29
- 米国長期債に賭ける
保有期間わずか1日。SOXLの価格はわずかに上昇。
コールはまったく上がらず。プットが半減した。要はIVが急減したということだろう。まったくIVは気にしていなかった(笑)
プットを建てるときに約10ドル分高く買わされた(原資産が下落中でなかなか買えず)というのもあるけど。
まったく資産が増えないwwwww
プラス週はじまり
1週目+ 88 2週目+ 55(62.5%)
1週目プラスから始まったときの2週目までのトータル 1週目+月の2週目までのトータル 266% 平均 1.5% 偏差2.5%
※σ0.015で分類 1週目2週目各週のトータルをカウント
88月 | 2週目+62.5% | |
0.02509 | 16 | 47 |
0.05019 | 11 | 60 |
0.07528 | 5 | 24 |
1 | 12 | |
176 | 33 | 143 |
連続+の場合 2週目までトータル 255%
つまり、+の次にマイナスがくる場合ほぼ±相殺されている
連続+月の月トータルは313%
※マイナス側σ0.009プラス側σ0.025で分類
連続+末迄 | ||
0.04339 | 2 | 5 |
0.08679 | 3 | 8 |
0.13018 | 1 | 19 |
1 | 16 | |
55 | 7 | 48 |
つまり、2週連続プラスでほぼ上昇出尽くしと言えるが2週までの上昇幅が低い場合はまだ上昇余地があるとも言える。とは言え高くてもさらに高くなる場合もあるため一概に傾向があるとは言えない。
むしろ
+の次-月の月トータルは-10%
のほうが分かりやすい。プラスが連続しない場合は最終的にはほとんど動かない。もっとも動いたのちに元に戻る場合もあると言えるが。
1週目- 78 2週目- 36(46%)
1週目マイナスから始まったときの2週目までのトータル 1週目-月の2週目までのトータル -143% 平均 -0.9% 偏差2.79%
※σ0.009で分類 1週目2週目各週のトータルをカウント
78月 | 2週目-46% | |
0.02799 | 33 | 9 |
0.05598 | 27 | 9 |
0.08397 | 21 | 8 |
33 | 16 | |
156 | 114 | 42 |
マイナス週はじまり
連続-の場合 2週目までトータル -146%
マイナスの次にプラスがくる場合これもほぼ相殺されている
連続-月の月トータルは-154%
※マイナス側σ0.04プラス側σ0.025
連続-末迄 | ||
0.06112 | 7 | 7 |
0.12223 | 11 | 1 |
0.18335 | 6 | 2 |
2 | 0 | |
36 | 26 | 10 |
連続マイナスの場合 2週目までトータル -146%
つまり、-の次にプラスがくる場合ほぼ±相殺されている
連続-月の月トータルは-154%なので連続でマイナスの月の場合下落幅がほぼ出尽くしていることになる。そうなるとそこからさらに下落を狙っても儲けはなさそうだが、オプションの場合は少々違った観点が必要である。
連続マイナス月のトータルリターンから連続マイナス2週目までのトータルリターンを差し引く。要は2週終わった時点からの実質の値動きはどうなるかをみる。
トータル -12% 平均 -0.3% 偏差5.6%
これだけみるとやはり下落に賭けてもほとんど意味がない。しかし、ボラティリティという観点からみると
※σ0.009で分類
0.05586 | 4 | 4 |
0.11171 | 1 | 2 |
0.16757 | 2 | 2 |
11 | 10 | |
36 | 18 | 18 |
※σ0.03で分類
0.05586 | 8 | 9 |
0.11171 | 7 | 6 |
0.16757 | 2 | 2 |
1 | 1 | |
36 | 18 | 18 |
2.7%以上の上下が約6割をしめる。オプションのロングで考えるとそもそも逆方向にどれだけ大きく動いても損失は限定である。連続マイナスをつけた時点では終値でプラスになるかマイナスになるかはまさに5分。概ね3%以上の下落の割合が全体の3割程度になる。
仮に日経のボラが1%程度でIVもその程度だとすると残存期間10日から13日程度だと丁度丁度同じくらいの変動率約3%前後になる。
このとき、ATMが36000円程度ならATMのオプション価格は500円から600円程度をつけているはずである。
正規分布であれば本来σが増えるごとに確率は小さくなり、それに基づいてブラックショールズではオプション価格が算出されている。しかし、連続マイナスの月の2週後以降の分布表では3σを超える部分が全体の6割をしめている。
±を合わせたトータルリターンでみるとほとんど動きがないようにみえるけど、実際にはどちらかに大きく動く場合があって、オプションにおいてはその値動きが読め値くても有利に働かせることができる。
連続プラス月だとまったく違った景色が見える
トータル 70% 平均 1.2% 偏差3.4%
※σ0.009で分類
0.03425 | 5 | 6 |
0.06849 | 4 | 4 |
0.10274 | 1 | 9 |
8 | 19 | |
56 | 18 | 38 |
※σ0.03
0.03425 | 5 | 21 |
0.06849 | 4 | 14 |
0.10274 | 1 | 2 |
8 | 1 | |
56 | 18 | 38 |
-の次+月の月トータルは-28%
今回の趣旨
1 VXXは先物コンタンゴにより継続的、長期的に減価しつづける?
2 IG証券のボラティリティ指数は日々価格調整額の受け渡しがあるがVXXとどちらがパフォーマンスがいいのか?
1においては結論から言うと先物コンタンゴだから減価する、というのはミスリードである。
2においてはほとんど変わらない。とは言え、価格調整額の受け渡しが結局先物コンタンゴによるものであるから結果的に減価の要因はコンタンゴが影響している(笑)
2022/01/02 20.61
2024/08/08 21.77 swap21.26
https://ipathetn.barclays/details.app;instrumentId=341408
2022/01/03 291.7
2024/08/08 63.5
VXXは併合されてしまうので真の値が分かりにくいので、1か月ごとにみていくと-118.8%になる
ボラ指数は価格そのものは5%ほど上昇しているけど価格調整金というかスワップというかサヤというか(笑)、ロングしていれば支払わされ、ショートしていれば受け取りになる。なので実質103%ほどのマイナスと考えられる。
巷でVXXが何千分の1にもなったとかVXXを売っていれば儲かる、などと言われるけど本当にそれだけの利益をあげようとするなら最初にそれ相応の金額をショートしていなければならない。なぜならVXXはどんどん価格が小さくなっていくので何度も併合を繰り返しており、その時点より過去の価格を後から見る場合は理論値で算出されているから、実際にある時点でショートしていた場合の価格よりも高い価格が表示されていることになる。実際は100ドルで1万株売っていたのに、3年経ってチャートを見たらチャート上では300ドルの時に売ったみたいになる。で、現在の価格は50ドルとか。価格が25ドルまで安くなった時に4株を1株に併合されて価格は100ドルとなり、持ち株数は2500株に減る。この時点で買い戻すと75万ドルの利益でそれは変わらないけど、これを繰り返していくと過去の価格はどんどん上昇していく。でも実際にショートした総額が増えるわけではないので追加で売らない限り長く持てば持つほど100%以上は儲からないけど、チャート上では何十分の1何百分の1になるというのがVXXの数字のマジックである。ショートの場合はその売った金額以上儲かることはない。これがミソだけどVXXのチャートを見ると何倍何十倍も儲かるという錯覚をもってしまう。
月ごとの騰落を集計すると違う率になるのは、月ごとに価格をリセットしているからで、リセットという意味は要するに毎回収益を確定して、次の回で100から始めるということを繰り返しているから。
要は毎回の収益を元本に加減せず、毎回元本100から始めているという感じである。この場合株価は正規分布にならず対数正規分布になる、という意味が分かってくる。対数正規分布になるというのは結局価格そのものがいくらの分布を描くのか?という意味であり、当たり前だけど株価がマイナスになることはないので正規分布するはずがない。価格がそのものがいくらになるか?というのは当該資産を当該期間の初めから終わりまで保有する場合に初めて意味のあるものかもしれない。
そうするとVXXのような商品をショートする場合には価格そのものがいくらになるか?というのはほとんど意味がない。いずれにしろ追加でショートしなければ100%以上のパフォーマンスは得られない。
端的に言えば、VIX先物はそもそも指数よりも高く始まり、徐々に指数にサヤ寄せしいき最終的には指数の価格まで下がって満期を迎えるからほぼ価格は下がる。
VXXは先物を対象しているので当然価格は常態的に下がるということになる。VXXは単に先物を買い続けるのではなく残存期間が30日になるように期近と期先の割合を一定に保つように日々調整されるのが特徴なのでとっつきにくいが要するにVIX先物は下がるのがデフォルトだからVXXも下がるということです。
この点先物を売却するときに価格が高くなっていれば売却益が出るはずで、コロナショックなどの時は相当利益が出たと推察されるが配当はでない設定のようです。
この点からもあくまで先物価格の上下による騰落率を前日の基準価格に乗じて価格が形成されているのが分かるので、コンタンゴだからというよりコンタンゴだと先物価格が下落しやすいからVXXは減価すると言った方が適切だと思う。
8/19
今週はジャクソンホールらしい。正直どういうものかはよく知らない。
とりあえずロングはSOXLに任せた。雇用統計が下方修正されるなどの不穏な噂が飛び交っている。
ドル円にとにかく日経が過剰に反応しているし、いずれにしろ利下げは行われるだろうし、日経が爆下げするなら結局ドル円も下がるだろう。
そういう意味でヘッジにも使えるという事でTMFコールをロング。
今回は爆上げを狙うつもりなので裸買い。とは言え、金欠なのでファーアウトのコールにしてみた。
9月限
70C @0.44L
70C @0.44L → 0.39 -0.05
-5ドル
本来ジャクソンホール後にあまり動かなかった時点で決済しておくべきだったのかもしれないが致し方なしか。