カテゴリー:日経225オプション
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証拠金は54000

 
プットIV

 
コールIV

オプションロングのリスク
 IV下落およびセータ
オプションショートのリスク
 IV上昇及びガンマ

 

IVは要するにベガであり、ロングとショートはいずれにしろ表裏の関係となるが、ポジション構築時と一定期間が経過後、及び原資産が動いた場合に変化している可能性が高い
というより、むしろ変化するであろうことを想定してポジを構築するほうがいいのではないか?
オプショントレードではこのギリシャ指標のリスクを調整して利益をあげていく手法も王道の一つである
逆に言えば構築時にリスクがゼロだったとしてもその事自体にはあまり意味がないとも言える
仮にセータがマイナスでそのままの価格を推移したらセータ分で大きく含み損を抱えるようなポジであっても、IVが動いたり、勿論原資産が動いてデルタ分でそのマイナスを補ってくれるかもしれない

 

12/18

 

J-NETクロス取引とは

取引所立会市場の最良気配より有利な価格で取引できる可能性があります

 

取引所立会よりも有利な価格で約定した割合の表を見るとオプションに限っては9割以上と圧倒的。これはJ-NETクロスを使わなきゃ損、となりそうだが注釈がある。

 

※上記割合は、J-NETクロス取引の対象と判定された注文の総注文枚数に対する割合ではないことにご留意ください。
この意味がよく分からない対象の取引の総注文総数という意味がJ-NETクロスで発注された総注文総数ではないならなんの意味もないデータではなかろうか?(要するにJ-NETクロスの対象となる注文だけどJ-NETクロスでは発注しなかった通常の注文総数全体を母数にして)
更にもう一つの注釈がある。

 

※割合 = 期間中に立会市場の最良気配より有利な価格で約定した取引枚数 ÷ 期間中に立会外市場(J-NET)で約定した取引枚数(J-NETクロス取引利用のご注文対象)
この式では母数がJ-NETクロスで約定した枚数であり、注文した総数ではない。とは言え、約定した枚数が母数なのでこれでいいのか。
注文総数を母数にすると発注はしたが約定しなかったりしたものまでカウントしてしまうからなのかな。いずれにしろ紛らわしい(笑)
とにかくオプションはJ-NETクロス一択だ。ミニオプションでのデータがないのが気がかりだが。。。

 

マッチングシステム回送時の具体例

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/stock_opfutures_02.html
成行、または大阪取引所立会市場の最良売気配より高い買指値の場合は大阪取引所立会市場の最良売気配と同値、最良買気配より低い売指値注文は大阪取引所立会市場の最良買気配と同値の指値注文として回送され、機関投資家の注文とのマッチング可否を確認します

最良売気配より高い買い指値 最良売気配と同値の指値
最良買気配より低い売り指値 最良買気配と同値の指値

結局はIVによる想定ボラよりもどれだけ動くか動かないかになるので要は同じことを言っていると言っていい?(極端論法)
で、満期時点でどれだけ動くかは当たり前だが満期時点にしか分からないが、期中において想定ボラよりも動く事もあるわけで、そうなればその時点で利確してもいいはずだ(ガンマロングorベガロング)。
もっとも、満期時点ではそれ以上に動いていることもあるので決済するのは勿体ないとも思えるが、いずれにしろ、動くなら再度ポジを建て直しても利益は得られることになる。
コールプットのロング両建ての状態でどれくらい動けば利益になるのか?
この場合は原資産が実際に動いた値幅ということになる。勿論IVが極端に変動することもあるし、コールは上がったけどプットは下がった、などという事もあるので原資産の動きだけでプレミアムがどうなるかは一概には言えないが。。。
ロンストでデルタを合わせていれば所謂デルタヘッジのような状態になっており、オプションだけでもデルタヘッジができる。とは言え、デルタヘッジで利益をあげようとする戦略はオプションをロングして先物でデルタを調整するので本来の意味のヘッジではなく、むしろ逆張りをして利益を上げようとするものだ。従って、オプションのロンストで反対側をデルタヘッジで買い直していく戦法も基本的には同様になる。
先物で調整する場合は利益がでるのがオプションの方向と逆になるけど、別に先物で利をあげる必要はなく、例えばコールロングで先物売りで大きく上昇し、コールに大きく利が乗って先物売りの損失を上回っているなら利確をしたって構わない。そして再度、ポジを上のほうに建て直してもデルタヘッジ戦略に変わりない。

 

さて、ガンマというものがどういうものかはわかっているけど、ガンマがどう変動するのかということはよくわかっていない。
原資産が動くとガンマがどのように増減するのか?といったグリークスがあるのか?

 

オプション取引のリスク指標(ギリシャ指標/グリークス/Greeks)とは(2)マイナーなもの

10.ゾンマ(Zomma)
ガンマをボラティリティで偏微分したもの。
言い換えると、バンナを原資産価格で偏微分したもの。
ガンマヘッジのボラティリティに対する有効性を見るのに使える。

 

5.バンナ(Vanna)
これはベガを原資産価格で偏微分したもの。
言い換えると、デルタをボラティリティで偏微分したもの。
デルタヘッジのボラティリティ変化に対する有効性を見る、
あるいは、ベガヘッジの原資産価格変化に対する有効性を見るのにも使える。

 
9.スピード(Speed)
ガンマをさらに原資産価格で偏微分したもの。
すなわち三階微分である。

 

zomma
【1】ボラティリティの変化に対するガンマ(gamma)の感応度。
【2】原資産価格の変化に対するバンナ(vanna)の感応度。

 

vanna
【1】ボラティリティの変化に対するデルタ(delta)の感応度。
【2】原資産価格の変化に対するベガ(vega)の感応度。

 

原資産の動きに応じてデルタがどのように増減するか→ガンマ 当該時点でガンマがどれくらい増減するのかが知りたい

 

デルタとガンマについて

 

デルタ>ガンマ>スピード
ガンマを原資産価格で微分(三階微分)するとスピード値が出る。つまりデルタの変化率の変化率(ガンマの変化率)。
原資産価格が動けば各グリークは変化する。その変化量を測定するために二階微分でガンマを導出した。
そしてそのガンマの変化量を測定するために三階微分を行う。このような高次微分は当然非常に細かい値になるのだが、
簡便法としてデルタ、ガンマを管理していても、満期が近くなる場合などスピードの影響が看過できないこともある。

 
ガンマ/デルタ(ガンマの絶対値ではなくデルタに対するガンマの割合)の変化
IV上昇してデルタ上昇、ガンマ下降
IV下落でデルタ下降、ガンマ上昇ということが一目で分かる。
一つ当たり前のこととして、OTMの方がガンマ/デルタが大きい。
つまり絶対値は小さくともその影響はITMよりも大きい。
100円ガンマで0.008くらいの微小な差だが、デルタに対する割合では8%超も違う。

 
ガンマ/デルタという視点は興味深い。ガンマがATM付近で一番大きくなるのは知っている。同じ原資産価格の増減であってもガンマが大きい方がデルタへの影響が大きいけど、当該δの絶対値がもともと違っているならオプション価格そのものの動きはまた違ってくる。

 

 
⊿0.52 γ0.0002

 

 

⊿0.26 γ0.0002

 

原資産が500円上昇すると両者ともに⊿は0.1増加するけど、

 

 

ATMだった場所はオプション価格が300円増加

 

 

 

アウトだった場所は160円増加

 

当たり前だけどATMだっところのほうが大きく増加しているけど、元のオプション価格に対しての上昇率でみると
約 48%
約 70%

 

 

逆方向にいった場合
アウトのプットはどうか

 

 

IVが高いせいかγが低くでている
 

 

 

とは言え、⊿は0.08ほど減少 
価格は100円ほど減価 率にすると-40%

 

同じγだと

 

 

 

⊿は約0.1減少し、価格は110円、率にして約37%減少。

 

逆に500円下落した場合は

 

 

200円、約67%の増加

 

 

オプション同士でデルタヘッジのようなことをする場合はデルタではなくγを合わせたほうがよい。

7/10さすがに日経平均やり過ぎだろ。IVも高くなってきたことだしコール売りのミニ先買いプット買いをやってみたらどうなっていたのか

42500コール@55円ショートδ+0.17なのでミニ先を41940円で2枚ロング

 

 
41000プット@21円でロングδは-0.07

 

 

7/11 11時50分現在
ミニ先 42160 22000×2
42500コール@70 -15000
41000プット@3 -18000

 

儲かってるな。。
しかし、ですよ。このコール一時230円くらいになってるわけですよ(笑)その時の先物42460円前後
デルタヘッジすればよかろうもんと思うでしょ
 

 

最高値付近でIVは28とか。ほぼATMなのでδは0.47くらい

 

で、現在は42200円も割ってるわけでデルタヘッジを断続的にいれてたとしても今度はそれを断続的に外していくので高く買った先物をよくて同値撤退。大体損切りさせられて損失が積みあがって損益相殺されているかもしれない。
仮にIVが高くなった今朝がた付近でベアシンセを建てていればどうなるか
例えば43000のコールが丁度δ0.19くらいになりますね。ミニ先2枚でヘッジしますか。

 

 

プットは41625が丁度δ-0.1でいい感じだと思います。

 

 

7/11 12:09

 

ミニ先 42160 -24000×2
43000コール@11 +59000
41625プット@29 -1000

 

コールのIVも剥落してますが同時にプットも剥落してるのでプットの旨味はない。実際は下がる過程でミニ先をδ調整で外していくので2枚まるまるー24000円にはならないと思いますが。
いずれにしろこれ結果論なわけでIVも下がらず相場も下がらないことだってありうるわけです。仮に今日の引けが42500円前後だったらどうするでしょうか?IVが多少下がっていたら利がのっている可能性もあるし、IVがさらに上がっていたら若干マイナスの可能性もある。SQ持ち込みし43000円を超えなければコールはまるどりですしミニ先部分も利益で大勝利ですが、逆に下がったらミニ先部分の損失が発生するからとミニ先を外したりすると今度は43000円を超えるSQになったりとか。。。
そんな500円も600円も上がらんやろなんてたかをくくっているとこの前みたいなSQ食らって爆死かもしれませんし。
IVが高くなったらボラをショートすれば簡単に儲かるみたいなこと言う人も多いですがそうそううまくいくもんですかね?

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