TMFの価格が48.5になっていた

 

コールを買い建てた時の価格とほぼ同じ。ちなみにTLTは同期間で+1.9%となっているのでレバレッジ効果が見事に表れている。当初買い建てたコールは昨日満期を迎え仮にもっていたら消滅。しかし、そのコールは次限月に乗り換えていたため事なきを得るも、その次限月のコールは損失となる。
運よくトータルでわずかながらプラスで終わったが、結局は長期金利が下がらなければこの商品は上がらない。当たりまえ(笑)
よくよく考えると、米国の政策金利が仮に下がっても長期金利はさほど下がらない可能性だってある。
政策金利が1%下がったら長期金利も1%下がるかと言ったらさてどうだろうか。

 

長期金利が高くなったという意味

既に発行されている長期債券は確かに値下がりしているだろう。従ってこれを買って満期まで保有すれば値上がり益を享受できるが、の値上がり益を満期までの期間で割れば4%とかそれくらいという話である。
要は4割も5割も値下がりしたものが元の価格に戻るまでには相当の年月が必要だという事である。
仮に1年後に金利が元にもどったと仮定すると当該債券価格も元にもどることになり、そこで売却すれば満期までの価格が先取りできるわけだが。

債券投資ファンドの仕組み

債券のETFは対象の債券を満期まで保有せずにそのファンドで保有する債券の残存期間が一定になるように、残存期間が短くなったら売却し新しく買い直すという作業を繰り返す。
金利が上がると債券価格は下落すると言われるが、債券が売られて価格が下がると金利が上昇するというのが正確だろう。

生の国債を買うのと債券ETFに投資するのどっちが得か問題

従って、債券ファンドの価格の騰落は結果として金利の上下に左右されることになるが、満期まで保有するわけではないから仮に金利がまったく変わらなければ10年たっても価格そのものは上がらない(配当はもらえるが)。生の国債を買っていてもし満期がきたら金利がいくらになっていようが値上がり益は得られているのにえらい違いである。

債券のETFをロングして儲けるには

今後長期金利が下落するという見込みで債券ETFで利益をあげようとするなら、それは短期間である程度金利が下がるという見込みで、かつ、そうなって初めて意味を成すということに気付く。
長期的に保有するつもりなら生の国債を買ったほうがマシだし(為替差損はとりあえずおいて)わざわざ債券ETFを保有するメリットはあまりない(生国債よりも売買しやすいというメリットは当然あるが)

急激に上げた金利を一気に急激に下げるとは今の米国の経済状況だと考えにくく、現にそうなっている。
金利が下がるにしてもペースはゆるやかで、もしかするとさほど下がらない可能性もあり、かつ、長期金利はとくにあまり下がらないことだって考え得る。
そのあたりも踏まえ単純にロングするのではなく、コールデビット戦略を考えていたのだが、改めて債券ETFの仕組みを考えるとおいしい戦略でもないと気付いた
こんな感じだとTLTをロングして、TMFをショートする戦略のほうがまだマシのようにも思えるが、それもある程度利益をあげるには相当程度の期間が必要で今の自分にはそんな余裕もないし・・
とりあえず撤収ぅうううううう